婚活にて、お相手の趣味や嗜好に触れる機会は多い。
おすすめのsomething(何か)を問うことは、お相手を知る上で重要だ。
お相手はひとしきりハマっている事や、よく聴く音楽、好きなアニメやドラマなどについて語る。
そして青ねこはこう返す。
「今度〇〇してみますね!」
しない
〇〇には動詞が入る。
「観る」
「聴く」
「読む」
などだ。
しないのである。
人におすすめを訊ねておいて、しない。ほんなら最初から訊くな。
お相手おすすめのアーティストの曲は聴かないし、アニメもドラマも観ない。
でもこれって青ねこだけじゃなく、あるあるなのでは?
社交辞令の一環
そう、これは社交辞令。
「またご飯でも」
「行けたら行く」
みたいなものなのだ。
そしてお相手も薄々それは察している。
自身がおすすめしたアニメやYouTubeチャンネルは視聴されることはないし、本や漫画も読まれない。
青ねことしても、お相手から同じ質問をされた際、少しばかり虚しくなりながら答える。
なぜしないのか
人それぞれ理由があると思う。
青ねこが、おすすめの〇〇を有限実行しない理由。
それは
「歳のせいか、新しいものを受け入れるのに気力がいるから」
これに尽きる。
10代の頃に確立した趣味嗜好。
それと異なるモノを、30過ぎて受け入れるのはいささかシンドイ。
前頭葉の萎縮は着々と進行している。
長いアニメや映画をじっくり観るのも億劫。
好きな音楽はX JAPAN一択だし、おすすめされたちょっと美味いだけのラーメン屋までわざわざ行きたくはないのだ。
相手にもよる
正直な話、いいなと思った相手なら、観るし聴く。
結果的には、緑黄色社会は普通にかっこいいし、ワールドトリガーは面白かった。
なにごとも経験。
錆びついた我が前頭葉に潤いが与えられる。
新しくやる勇気
意外と、やってみると新しい発見がある。
面倒でもおすすめされたものは一度経験してみるのも悪くない。
やってみて、やっぱ違うしあんま好きじゃないなと思ったら、その人とは趣味や嗜好が違うのだとわかる。
逆にそこから始まる縁があるやもしれない。