「理想は高くないです。普通の人でいいんです」
婚活のプロフィールやSNSで、よく見かけるこの言葉。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみてほしい。
「その普通、本当に普通ですか?」
気づかぬうちに、私たちが思っている“普通”の基準は、どんどん高くなっているかもしれません。
◆こんな人に読んでほしい
- 婚活で「普通の人がいない」と悩んでいる人
- 自分のスペックに自信が持てない人
- 他人の基準と比べて自己嫌悪しがちな人
- 「もっと肩の力を抜いて生きたい」と感じている人
◆仕事の「普通」が、もはや優秀レベルな件
普通っていうのは本来
- ミスなく仕事をこなせる
- 納期や時間を守れる
- 毎日出勤する
- 遅刻しない
とか、このあたりのことを指すと思うんですよ。
しかし今では
- マルチタスクをこなし
- 連絡には即レス
- 常に成果を出し続け
- 人間関係もそつなくこなし
- スキルアップの努力も怠らない
- そして週5×8時間勤務が当たり前
これでようやく「普通」になってしまってます。
少しでも手を抜けば「やる気がない」と言われ、逆に頑張りすぎると「このレベルが標準」とされ、さらに求められる水準が上がっていく世の中。
しんどくないですか?
減点方式はやめよう。
◆恋愛・結婚における「普通」のハードルの高さ
婚活をしていると肌で感じるんですが、恋愛や結婚の世界でも、求められる「普通」が厳しくなってますねぇ。
男性なら
- 生理的に無理な要素を持たない顔
- 身長170cm以上
- 清潔感がある
- 収入が安定している(500万で最低ライン)
- コミュニケーションが円滑
- デートをエスコートできる
- 車は軽じゃない
- ハゲてない
- ガリガリでもない
- デブでもない
- 出っ歯でもない
- 声もキモくない
- 毛深くもない
- ある程度料理もできる
これでようやく「普通の人」。
年収500万以上は全体の約30%
20歳以上の男性の平均身長は「167.7cm」
そこからその他の条件を吟味しだしたら普通の人と出会う確率は何%になるのやら。
当然ですが、これらを全て満たすのは難しいです。
昔は「性格が合えばOK」な感じでしたが、今では「普通のレベル」が上がりすぎて、恋愛や結婚のハードルも高くなってしまったように思います。
普通の人って、もっと多くの欠点を持ってますよ?
生活レベルの「普通」の錯覚
SNSの普及も間違いなく「普通」の基準を引き上げた要因の一つですよね。
インスタとかでは、映えるカフェ、映える海外旅行、ブランドもんを身につけた人々の生活が毎日流れてきますよね。
無意識に自分と比較してませんか?
それが当たり前だと思うようになってませんか?
そのせいで、自分の生活が物足りなく感じたり、自分は「普通」以下という勘違いをしないように。
そもそも今の日本で、
・大学出て
・正社員として働いて
・結婚して
・子供育てて
・車買って
・家買って
って、めちゃくちゃハードル高いです。
上記の通りの人生を歩んでいなくても全然当たり前なんですよね。
「普通」とは?
そもそも本来の「普通」は、人それぞれの状況や価値観によって違うと思うんですよね。
青ねこ的には、毎日朝ごはんがフルグラなのは普通だし、カメムシ怖くて近づけないのも普通だし、軽自動車乗ってるのも普通。
普通預金には25万くらいしか入ってないし、普通自動二輪免許も一応持ってるし、普通電車は普通なのに特急>快速>普通なの何でだし。
まぁなんていうか
世間の普通に自分の普通を合わせない方が生きやすいですよね。
自分にとっての「普通」を大事にしてください。(説教くさい)
世の中の「普通」が上がり続けても、「いや~こんなもんスよぉ~」みたいに自分のペースを維持すれば生きやすいかもしれない。
他人の「普通」を許容するマインド
他人の「普通」を許容するマインドを持ち合わせることも大事ですよね。
まぁ彼にとってはアレが普通なんやろな、みたいな。
こまけぇ事に目くじらたてる人多いし。
ダンナが○○なんだけど、普通こうだよね!?
嫁が○○してたんだけど、普通こうしない?
みたいな。
さすがに倫理を外れたことは「普通」じゃないと言えるけども。
最後に
とりあえずは今一度、「普通」であることの基準を見直してみませんか?
自分もしんどい、相手もしんどいでええことないですよ。
青ねこは「今の自分」が自分にとって「普通」だと思うことにしました。